ホーム お知らせ 【新卒獣医師 初年度就業実態調査 2025】入職2か月時点の総合満足度は76.7% 一方で不満足層23.3%の約半数が「3年未満の離職」を意向
プレスリリース

【新卒獣医師 初年度就業実態調査 2025】入職2か月時点の総合満足度は76.7% 一方で不満足層23.3%の約半数が「3年未満の離職」を意向

~2025年春卒業の新卒獣医師90名のリアルな声/人間関係が定着を左右する最大要因に~

調査対象:新卒獣医師90名調査時期:2025年5月(就職後2か月時点)実施:パンダキャリア

獣医師・動物看護師・トリマーに特化した人材紹介サービス「パンダキャリア」は、動物病院の採用活動のご支援にあたり、新卒獣医師の就職活動の方法・職場選びの意向・入職直後のリアルな本音を明らかにするため、2025年3月に獣医学部を卒業し動物病院等に就職した新卒獣医師90名を対象に、就職後約2か月時点(2025年5月)で「獣医師初年度就業実態調査」を実施いたしました。新卒獣医師がどのようなタイミングで就活を始め、何を基準に職場を選び、入職直後に何を感じ、どのような将来像を描いているかを把握することは、採用戦略と初年度定着施策の両面で欠かせない情報です。

本調査のハイライト

  • 入職2か月時点の総合満足度は76.7% 就活終了理由の86.7%が「希望条件に合う職場が見つかった」。
  • 職場選びの決め手は「人間関係」、給与を大きく上回る 1位「人間関係」48.9%、2位「経験を多く積める」31.1%。
  • 不満トップは早くも「勤務時間・休日」42.2% 入職直後から早くも顕在化。
  • 初任給の中央値は26万円 21〜30万円の範囲に約88%が集中。
  • 地元就職率はわずか30% 地方病院にも全国採用のチャンス。
  • 応募経路1位は「動物病院のウェブサイト」41.1% 自院サイトが最重要チャネル。
  • 不満足層23.3%の約半数が3年未満の離職を意向 満足層の約5.5倍の流動性。最大の分水嶺は「人間関係」(+30.9pt)。

① 入職2か月時点の総合満足度は76.7%

新卒獣医師に現職への総合満足度を尋ねたところ、「満足」「非常に満足」を合わせて76.7%が満足していると回答しました。就活終了理由も「希望条件に合う職場が見つかった」が86.7%を占めており、新卒獣医師は妥協して決めるのではなく、納得して意思決定していることが分かります。

図1|入職2か月時点の総合満足度

② 職場選びの決め手1位は「人間関係」、給与を大きく上回る

現職を選んだ決め手の第1位は「病院の雰囲気・人間関係」48.9%。第2位「経験を多く積める」31.1%、第3位「将来性・キャリアパス」25.6%。新卒獣医師は「誰と働くか」「どう成長できるか」を最重視しています。

図2|現職を選んだ決め手 TOP 8(複数回答)

③ 入職2か月時点で不満トップは早くも「勤務時間・休日」

就職してわずか2か月時点での不満点の第1位は「勤務時間・休日」42.2%で、給与(23.3%)・業務量(20.0%)を大きく上回りました。新卒獣医師にとっては、長時間労働や休日の少なさが、入職直後から顕在化する最大の懸念となっています。

図3|入職2か月時点で不満を感じている点(複数回答)

💡 採用ご担当者へのインサイト 残業管理、休日取得の徹底、当直明けの取扱いなどの労務環境整備が、初年度からの離脱防止の決め手となります。

④ 応募経路1位は「動物病院のウェブサイト」、自院サイトが最重要

就職活動で利用した媒体は「動物病院のウェブサイト」41.1%、「求人情報サイト」34.4%、「就活イベント」34.4%、「知人・教員の紹介」28.9%。自院ウェブサイトが最重要チャネルであり、採用ページの写真・スタッフの声・教育体制の充実が、応募数を直接左右します。

図4|就活で利用した媒体(複数回答)

⑤【深掘り分析】不満足層23.3%の本音:約半数が「3年未満の離職」を意向

総合満足度で「どちらとも言えない」「非常に不満」と回答した21名(全体の23.3%)について、満足層(69名)との比較で詳細に分析したところ、重要な示唆が得られました。

▼ 不満点の構造が大きく異なる

満足層ではわずか7.2%しか「職場の人間関係」への不満を感じていないのに対し、不満足層では38.1%約5倍(+30.9pt)の開きがあります。勤務時間や給与への不満は満足層にも一定程度存在しますが、人間関係の問題は不満足層固有の課題として突出しており、新卒獣医師の定着を左右する最大の分水嶺となっています。

図5|不満足層 vs 満足層|不満点の違い

▼ 不満足層は満足層の約5.5倍の流動性

不満足層の47.6%が3年未満の離職を意向。一方、満足層で3年未満を意向するのは8.7%にとどまり、約5.5倍の流動性格差があることが判明しました。

図6|不満足層 vs 満足層|勤務希望年数の違い

💡 採用ご担当者へのインサイト 入職2か月時点で、不満足層の約半数が既に3年以内の離職を視野に入れているという事実は、動物病院の採用・定着戦略にとって極めて重要な問題です。1on1面談・メンタリング・定期的な匿名アンケートなど、不満を早期にキャッチする仕組みが、初年度離職防止のカギとなります。

⑥ 今後のキャリアプラン

今後のキャリアプランは「勤務医」62.2%が最多で、続いて「専門医資格取得」34.4%、「開業」32.2%。新卒獣医師は3~5年で次のステップを意識する傾向が強く、3年目・5年目のキャリア提示や専門医取得支援制度を持つ病院が選ばれ続けます。

図7|今後のキャリアプラン(複数回答)

動物病院の採用ご担当者様への6つの示唆

  • 募集ページは「人間関係」「成長機会」「キャリアパス」を最優先で訴求
  • 勤務時間・休日の管理を最重視 入職2か月で早くも顕在化する最大の不満。
  • 全国の新卒にアプローチできる時代 地元就職率30%、地方病院にも全国採用のチャンス。
  • 自院ウェブサイトが最重要チャネル 採用ページの充実度が応募数を直接左右。
  • 3~5年単位のキャリア提示が定着の鍵 専門医取得支援制度の明示が長期定着に。
  • 不満の早期発見が重要 1on1・メンタリング・匿名アンケートなどの離職防止対策が必要

■調査結果まとめ:入職初期の「人間関係ケア」が初年度定着の決定打

新卒獣医師は就活段階で複数の病院を比較・実習した上で納得して入職するため、入職2か月時点の総合満足度は76.7%と高水準にあります。一方で、満足していない23.3%の層は、入職後わずか2か月で既に約半数が3年未満の離職を意向しており、その最大の要因は「職場の人間関係」であることが明らかになりました。

給与や勤務時間といった制度面の課題以上に、入職後の人間関係のケア―― 1on1面談、メンタリング、定期的な対話の仕組み ―― が初年度の定着を左右する決定打となります。

【調査実施概要】

調査名獣医師初年度就業実態調査(2025年度)
調査方法インターネットアンケート
調査対象2025年3月に獣医学部を卒業し、動物病院に就職した新卒獣医師
有効回答数90名
調査時期2025年5月(就職後 約2か月時点)
主な属性女性55.6% / 男性42.2% / 平均年齢25.2歳
基本給(月額)中央値26万円 / 平均26.4万円
実施主体パンダキャリア

<関連調査>

・「動物看護師就業実態調査(2025年度)」― 現役動物看護師192名対象

・「獣医師就業実態調査(2025年度)」― 獣医師26名対象(臨床経験年数2年以上)

■パンダキャリアについて

パンダキャリアは、獣医師・動物看護師・トリマーに特化した人材紹介サービスです。動物病院勤務経験のあるキャリアアドバイザーが、求職者一人ひとりの希望やキャリアプランを丁寧にヒアリングし、最適な動物病院との出会いを創出しています。動物病院の院長・採用担当者様には、即戦力人材のご紹介、求人票作成サポート、採用市場動向の共有など、採用活動を一気通貫でご支援しております。

■本件に関するお問い合わせ

担当者:A’alda Y 株式会社 西山

Email:contact-recruitment@aalda.co.jp

URL:https://pandaa-career.jp/inquiry

出典:パンダキャリア「獣医師初年度就業実態調査(2025年度)」

■掲載時のご案内

本調査結果は、報道・記事・社内資料・採用資料等での引用を歓迎いたします。引用の際は、下記のとおり出典の明記をお願いいたします。

出典:パンダキャリア「獣医師初年度就業実態調査(2025年度)」

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