これって普通?ブラック動物病院の特徴5選

はじめに
「仕事は好きだけれど、この働き方がずっと続くのはしんどいかも…」
そんな不安を、ふと感じる瞬間はありませんか?
日本労働調査組合が発表した「ブラック企業に関するアンケート調査」によると、全体の31.2%が自身の勤務先をブラック企業だと思うと回答しています。その理由は「サービス残業」(36.9%)、「ハラスメント」(17.2%)、「長時間労働」(15.8%)、「残業が多い」(13.7%)が上位を占めました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000074057.html
動物病院で働く獣医師の方々の中にも、これらに思い当たる節がある人は多いでしょう。最初は「おかしいな」と感じていても、長年働き続けているうちに、いつの間にか「これが普通」と思い込んでしまうこともあります。いわゆる“洗脳状態”に陥り、辛い環境から抜け出しにくくなっているのかもしれません。
もし、今の職場で抱えているモヤモヤが少しでもあるなら、一度立ち止まってみることも大切です。以下のチェックリストを活用して、ご自身の職場環境を冷静に振り返ってみてください。ブラック企業に関する明確な定義はありませんが、一般的に言われているブラック企業に該当する条件を動物病院に当てはめてみました!

あなたの動物病院をチェック
1.長時間労働が常態化している
- 診療時間外の片付けや雑務で、気づけば毎日22時過ぎ…
- 夜間の急患対応や当直があり、適切な休息が取れない…
こうした状況が当たり前のように続いていると、身体だけでなく心の健康にも大きな負担がかかります。厚生労働省がガイドラインとして定めている「過労死ライン」によると、月に80時間以上の残業をした場合、生理的に必要な睡眠時間が確保できないとされています。自分の残業時間を考えてみましょう。
2.サービス残業や低賃金
- 「人が少ないから仕方ない」「自己研鑽でしょ?」と言われて、残業代が支払われない…
- 給与体系が不透明で、どれだけ頑張っても昇給が期待できない…
好きだからこそ続けてしまいがちですが、「獣医師だから仕方ない」とあきらめる前に、その待遇は本当に正当か考えてみましょう。
3.ハラスメントが横行している
- 上司や先輩から怒鳴られたり、人格否定をされたりする…
- スタッフ同士で陰口や足の引っ張り合いが当たり前に行われている…
ストレスフルな環境を放置している動物病院は、スタッフのモチベーションを著しく下げます。精神的な負荷に耐え続けると、心が徐々に蝕まれ、いつの間にか「これも普通」と感じてしまうのが怖いところ。
4.執刀や診断の機会が与えられず、成長が見込めない
- 常に助手・外回りばかりで、一向に外科手術の執刀機会をもらえない…
- 新しい治療法を学んでも実践するチャンスが与えられない…
「忙しさ」を理由に若手に成長の場を与えない動物病院では、医療の質も下がりがち。自身が目指すキャリアプランと、現実の業務環境に大きなギャップがある場合は要注意です。
5.休みや有給の取得が困難
- 休日も当たり前のように動物病院に呼び出される、休日なのに入院相談の電話が来る…
- 有給休暇を申請すると嫌な顔をされる、あるいは消化できない…
心身をリフレッシュするための休暇は、獣医師にとっても不可欠。休みを取ることに対して罪悪感を覚える雰囲気があるなら要注意

「ブラックかも…」と感じた人は…
もし、上記のチェック項目に複数当てはまるようなら、あなたの動物病院は“ブラック動物病院”なのかもしれません。
しかし、ブラックな環境に長く浸っていると、それが当たり前になってしまい、自分の心や体を酷使していることにすら気づきにくくなるのです。これが「洗脳」や「思考停止状態」と呼ばれるもの。「この辛さは普通なんだ」「みんな乗り越えている」と感じやすくなってしまいます。
そんな状況が続くとどうなるのか?
- 体調不良が続き、集中力が落ちて医療ミスにつながるリスクが高まる。
- モチベーションが下がり、仕事そのものが嫌いになってしまう。
- 人間関係のこじれから、どんどん孤独感が募っていく。
長い目で見れば、こうした悪循環が動物や飼い主さんへ提供する医療の質にも影響を及ぼします。
ポジティブな一歩を踏み出すために
ネガティブな気持ちを抱えていると、「このまま頑張るしかない」「逃げたらいけない…」と考えがちです。しかし、心の健康を壊す前に一度立ち止まってみるのも大切。転職が必ずしも正解ではないかもしれませんが、新たな環境を知ることで、視野が広がることは確かです。
転職は新たなチャンス
- スキルアップの場 症例数が多い病院や教育体制が整った病院に移ることで、一気にキャリアが花開く可能性があります。
- ワークライフバランスを重視 働くペースを見直し、心身ともに余裕をもつことで、獣医療に対する情熱を取り戻すことも。
- 人間関係のリセット 合わない上司やギスギスした人間関係に悩んでいる場合、新しい職場での出会いが大きな一歩となるでしょう。
次の一歩をパンダキャリアがサポート
動物病院での働き方に悩む方に、私たち「パンダキャリア」は、キャリア支援を提供しています。
- 臨床経験を持つアドバイザーが対応 実際に動物病院で獣医師として働いた経験を持つキャリアアドバイザーが、動物病院での悩みに寄り添い、適切なアドバイスを提供します。
- 豊富な求人情報 働きやすい病院から成長を重視した病院まで、多様な求人を紹介します。
- 柔軟な相談体制 LINEやオンラインでの相談も可能。忙しい診療の合間でも気軽に相談できます。
ブラックな環境で頑張り続けるだけが選択肢ではありません。あなたが持っている高い専門性や情熱を、本当に活かせる場所は他にもきっと存在します。勇気を出して、一歩を踏み出してみませんか?
自分に合った働き方を見つけるために
今いる環境に少しでも限界を感じているなら、何よりも大切なのはあなた自身の心と体の健康です。転職や病院選びをポジティブに捉え、自分に合った働き方を見つけることは決して甘えではありません。ぜひ、あなたが心からやりがいを持って働ける場所を探してみてください。
あなたのキャリアが、豊かで充実したものになるように――「パンダキャリア」は全力で応援します。いつでもお気軽にご相談ください。
監修
西山奈都美
獣医師
パンダキャリアキャリアアドバイザー
CT完備の1.5次病院で4年間獣医師として奮闘。現在は獣医師・動物看護師の就職支援に携わっています。 現場の苦労や喜びを知っているからこそ、悩みに寄り添えます。次の一歩を一緒に考えましょう!