あなたの先延ばし癖○○のせい⁉これを読めば転職もスキルアップも全部成功⁉
はじめに
気がつけば、「めんどくさい」と言っている瞬間はありませんか?
- 「試験勉強しないといけないけど、めんどくさいから明日やろう。」
- 「転職について調べなきゃいけないけど、めんどくさいからインスタを見よう。」
- 「部屋の掃除はめんどくさいから後でやろう。」
思い浮かべると出てくる、出てくる。「めんどくさい」は、ある意味“人間らしさ”の証。ほとんどの人が大なり小なり抱えている感情です。でも、そのまま放置しているといつの間にか大事なチャンスを逃すことにもなりかねません。
ここでは、“めんどくさい”が生み出される仕組みをざっくりとおさらいしながら、日常にすぐ取り入れられる対処法を考えてみましょう。まったく難しいことではなく、小さな一歩を踏み出すだけで意外なほど未来が変わるものなんです。

「めんどくさい」は脳の構造が関係している?
心理学者のピアーズ・スティール(Piers Steel)は、「人が先延ばしをしてしまう要因」を膨大な研究データから示しています。その背景には、脳の「辺縁系」と「前頭前野」という2つの部位の働きが大きく関係するとされます。
- 辺縁系: “今”の快楽や欲求を優先しがち。SNSやゲームなど、目先の楽しさに飛びつきやすい原始的な部分です。
- 前頭前野: 計画を立てる、将来を見通す、我慢するといった働きをする部分。こちらがしっかり働けば、長期的に「やったほうがいいこと」をコツコツ続けられます。
ただ、残念なことに私たちの脳は「辺縁系」のほうが強い影響力を持ちがち。だから、勉強や資格試験、転職活動が大切とわかっていても、つい「めんどくさい」と感じて後回しにしてしまう、なんてことが多発するわけです。
このように考えると、“めんどくさい”を感じてしまうのは、ごく自然なことと言えます。でも「自然だから仕方ない」で終わらせてしまうのは、ちょっともったいないですよね。
「めんどくさい」をそのままにしていると起きること
「めんどくさい」と言いつつ先延ばししていると、次のようなデメリットに悩まされやすくなります。
- 罪悪感やストレスの増加「やらなきゃ」とわかっているのにやっていないので、地味に自己嫌悪が増していく。
- 機会損失せっかくのチャンスを逃したり、ベストなタイミングを逸してしまう。
- 最後の追い込みでクオリティが下がる締め切り直前にバタバタ詰め込むので、完成度も発想力も落ちやすい。
実際、先延ばし癖が強いと仕事や学習面で成果を出しづらく、収入やキャリアの幅にも影響が出るケースがあるとスティールの研究でも示唆されています。「どうにかしないとなぁ……」と思ったときこそ、いよいよ脱めんどくさい行動の出番です。
やる気は“あとからついてくる”説
「よし、めんどくさいを卒業だ!でも、そもそもやる気がない……」と思うかもしれません。けど安心してください。やる気は行動の後からついてくるものだと、多くの研究で示唆されています。
たとえば、「5分だけ机に向かってみる」「転職サイトをひとまず開くだけ開いてみる」――こんな小さな行動を起こすと、不思議なくらいその後の行動がスムーズに進む瞬間があるんです。これを“作業興奮”と呼ぶこともありますが、要するに「とりあえず始めるとエンジンがかかる」現象ですね。
まずはこの性質をうまく利用して、“少しだけやってみる”をクセづけてみるのがおすすめです。

「めんどくさい」から抜け出す4つのポイント
それでは本題に入りましょう。ここからは、「めんどくさい」をやめるための4ステップをご紹介します。どれもすぐに始められるものばかりです。
(1)いま実行すべき最重要事項をはっきりさせる
「何が一番大事なタスクか?」を曖昧なまま放置していると、脳は「まぁ後回しでいいか」と判断しがち。まずはこの“最重要タスク”を1つ、具体的に洗い出してみてください。
- 例:「来月の試験に向けて◯◯という教材の○○章を30ページ読む」
- 例:「まず1社だけ転職情報をリサーチする」
一言で言えるくらい明確にすると、「めんどくさい」と思う前に行動しやすくなります。
(2)長期目標を達成するうえで誘惑となっている物を確認する
私たちが先延ばしをする原因の多くは、“誘惑”が身近にありすぎるから。特に SNSやテレビ、ゲーム、スマホ通知は最強レベルの誘惑です。
- 「5分だけYouTubeを見ようと思ったら2時間経っていた。」
- 「SNSで友人の投稿をチェックしていたら、リール動画を永遠スクロールしていた。」
……誰しも身に覚えがあるのではないでしょうか。だからこそ、自分をダメにする「誘惑」を最初から遮断しておくのが得策。たとえばスマホの通知をオフにする、テレビをつけっぱなしにしない、ゲームはご褒美のタイミングだけに限定するなど、自分に合ったやり方で対策を。
(3)1キロではなく1メートルずつ進む
急に「よし、完璧にやろう」と思うと挫折しやすいもの。最初から1キロの道を走破するのではなく、1メートルでも進んだら合格くらいの気持ちでスタートしてみてください。
- 「1章分読むのがつらいなら、まずは2ページだけ」
- 「履歴書を一気に書くのが面倒なら、とりあえずフォーマットだけダウンロードする」
この“小さく始める”ができるかどうかで、未来がガラッと変わります。1メートル進んでしまったら、意外と2メートル、3メートルと進むことのハードルが下がります。
(4)ゴールを具体的に設定する
なんとなくで終わらせないために、ゴールを数字や期限で具体化しておきましょう。たとえば「今週中に参考書を10ページ進める」「1か月後には新しい職場の見学を1回してみる」といった具合です。
- ここでのコツは、ゴールを“行動ベース”で設定すること。「試験合格」よりも「問題集を3周する」のほうが動きやすい「転職成功!」よりも「3つの求人にエントリーする」のほうがイメージしやすい
こんなふうに行動をハッキリ決めてしまうと、自然と先延ばししにくいモードになっていきます。
「めんどくさい」をやめた先にあるもの
自分が“めんどくさい”を減らせるようになると、どんなメリットがあるでしょう?
- 毎日少しずつ前進しているという実感が得られる
- 自己評価が上がって、気持ちもラクになる
- 大切なチャンスをつかむ可能性が高まる
試しにちょっとだけ行動を始めてみてください。たとえば、転職なら「1社だけ求人情報を見る」、勉強なら「付箋を貼るだけ」でもOK。行動を起こした瞬間、不思議と「もうちょっとやってみようかな?」と思う自分に出会えるはずです。
転職活動も“お試し”感覚でOK
転職活動においても同じことが言えます。最初は「今の動物病院のままでいいかも…」と感じたり、「新しい環境への不安」を理由にスタートラインに立てない人は多いもの。 しかし、「とりあえず1社、見学や面談をしてみよう」「転職サイトに登録して、軽く求人をチェックしてみよう」 と、小さく始めてみると案外トントン拍子で進んでいくことがあります。
さらに、病院見学をすることで、新しい治療法を知ることができたり、今の動物病院の良さを再確認できたり。結果として、より魅力的な動物病院に出会う人もいますし、「やっぱり今の動物病院の方が自分に合っている」と再確認する人もいます。
いずれにせよ、行動しない限りは「めんどくさい」の沼にどっぷりハマったまま。ちょっと比較検討するだけでも、自分の現状が明確になっていきます。
まとめ:少しの行動が、意外なほど人生を動かす
- 「いま実行すべき最重要事項をはっきりさせる」
- 「長期目標を達成するうえで誘惑となっている物を確認する」
- 「1キロではなく1メートルずつ進む」
- 「ゴールを具体的に設定する」
この4ステップを意識してみるだけで、“めんどくさい”がだんだん解消されます。どれも特別むずかしいことはなく、“ちょっとやってみる”精神さえあれば大丈夫。
「やる気が出たら始める」というよりも、「少し始めてみたら、やる気があとからついてきた」という体験をぜひ味わってみてください。先延ばしに支配される毎日から抜け出せれば、勉強も仕事も転職活動も思いのほかスムーズになるかもしれません。
最初の一歩を踏み出すのは誰でもめんどくさいもの。でも、その一歩があなたの未来を大きく動かすかもしれない。
ぜひ、今日のうちに1メートルだけ進んでみましょう。あなたの“めんどくさい”が少しでも軽くなるよう祈っています。
監修
西山奈都美
獣医師
パンダキャリアキャリアアドバイザー
CT完備の1.5次病院で4年間獣医師として奮闘。現在は獣医師・動物看護師の就職支援に携わっています。 現場の苦労や喜びを知っているからこそ、悩みに寄り添えます。次の一歩を一緒に考えましょう!