【27卒動物看護学生必見】先輩192名が本音で語る「就活で後悔しない動物病院の選び方」

~現役動物看護師168件のリアルアンケートから判明~
27年度に就職を控える動物看護学生のみなさん、動物病院選びに不安を感じていませんか。「どの病院が自分に合うのか分からない」「実習は何日行けばいい?」「人間関係の良し悪しはどう見抜けばいい?」——そんな悩みに、現役で働く先輩動物看護師192名がリアルな本音で答えてくれました。
パンダキャリアでは2025年、現役動物看護師192名を対象に就業実態調査を実施。「これから就職活動を行う後輩に一番伝えたいアドバイスは?」という問いに、168件もの自由記述が集まりました。本コラムでは、その生の声を7つのテーマに整理してお届けします。
鉄則1|「実習にたくさん行く」が最強の就活戦略
最も多く寄せられたアドバイスは、圧倒的に「たくさんの病院に実習・見学に行くべき」というもの。半日でも1日でもいいから、とにかく多くの現場を見ること。それが自分に合う職場を見つける一番の近道です。
出来るだけたくさんの動物病院に実習に行き、広い世界を見た方が良い。(勤務8年)
半日だけや1日だけでも、とにかく色々な動物病院に見学に行くといいと思います。(勤務3年)
何回も実習いって空気をしっかり見極めるべき。(勤務5年)
引く手あまたの時代だからこそ、行けるだけ実習に行き、スタッフ間の関係性や、自分がやりたい事がそこで出来るのかをよく見極めてほしい。(勤務15年)
鉄則2|「人間関係」は最も大切で、最も見抜きにくい
アンケートで最も繰り返し登場したキーワードが「人間関係」でした。調査データでも、満足点1位は「職場の人間関係」(54.7%)、転職理由1位もまた「職場の人間関係」(49.1%)。良くも悪くも、動物看護師の仕事人生を左右する最大の要素です。
就職活動は圧倒的に人間関係が大切だと思います。(勤務6年)
続けるなら人間関係が全てだと思います。(勤務12年)
スタッフを大切にしてくれる動物病院かどうか。(勤務10年)
1人でも嫌な人がいたらそこはやめた方がいい。院長が優しいところがいい。(勤務4年)
💡 人間関係を見抜くための実習テクニック
- ✅ 院長がいない日の雰囲気も見る
- ✅ スタッフ同士の声のかけ方、表情を観察する
- ✅ 「質問しやすい雰囲気か」を肌で感じる
- ✅ ある年代がごっそりいない動物病院は要注意

鉄則3|「通いやすさ」は想像以上に大切
動物看護師の調査では、就職の決め手1位が「通勤の利便性」(45.8%)。毎日のことだからこそ、通勤時間は長く働き続けるための隠れた最重要ポイントです。
通勤が楽なのが一番続くと思います。(勤務7年)
通勤時間と社会保険等が納得できるところに就職したほうがよい。(勤務15年)
職場に通うまでの距離は妥協されがちかも知れませんが、大事だと思います。(勤務5年)
💡 データが裏付ける「通勤利便性」の重要性
動物看護師の72.4%が出身地と同じ都道府県で就職しており、検討した都道府県の数も平均1.6県。動物看護師の就活は極めて地元密着型です。自宅から無理なく通える範囲で、自分に合う動物病院を探すのが現実的なアプローチと言えるでしょう。
鉄則4|「条件面」は必ず事前に確認する
給与・福利厚生・休日の確認について、多くの先輩が「しっかり聞いておくべき」と強調しています。不満の第1位が「給与・待遇」(53.6%)である現実を踏まえると、入職前に書面で確認しておくことの重要性がよく分かります。
福利厚生や給与などはしっかり確認してから入社した方が良い。(勤務3年)
必ず雇用条件確認すること。口頭で納得するのではなくちゃんと形に残るように書類にしてもらう。(勤務20年)
まだまだブラックが多い職種。特に田舎は最低賃金を下回っている、残業代が出ない、労災が使えないなど普通にあります。条件はしっかり確認した方がいい。(勤務8年)
⚠️ 確認しておくべき条件リスト
- 基本給と手取りの目安
- 残業代の計算方法
- 社会保険の加入有無
- 有給休暇の取得実態
- 産休・育休の取得実績
- 昇給の有無と基準
求人票だけでなく面接・実習時に直接確認することが大切です。
鉄則5|「自分が何を大切にしたいか」を言語化する
情報が多い時代だからこそ、自分なりの「軸」を持って就活に臨むことが大切です。何を優先するかは人それぞれですが、言語化しておくと迷いがぐっと減ります。
自分がどんな動物看護師になりたいかというビジョンをしっかり考えておけば、おのずとそれに合った動物病院は見つかると思います。(勤務12年)
何を優先するか、1番やりたい事は何かを考えて決めたら良いと思います。(勤務5年)
自分が譲れないもの、譲れるものを優先順位を言語化しておくこと。(勤務10年)
得意不得意を明確にした上で、自分に合う仕事内容か職場かを見極めて欲しいです。(勤務7年)
「なんとなく良さそう」で決めるのではなく、「自分はこれを大切にしたいから、この動物病院を選ぶ」と言えるレベルまで考えておくと、入職後のギャップが小さくなります。

鉄則6|「ライフプラン」を見据えて職場を選ぶ
動物看護師は女性の比率が多い職種。結婚・出産・育児などのライフイベントに対応できる職場かどうかは、長く働き続けるための重要なポイントです。転職理由の3位も「ライフイベントの変化」(32.1%)でした。
女性が多い職場なので、結婚、妊活、出産などでライフスタイルが変わる時に相談できるところがいいですよ。(勤務9年)
プライベート大事。(勤務6年)
人生プラン立てる。(勤務10年)
💡 調査から見えた「働き方」の実態
週5日勤務が56.8%を占める一方、週4日以下のパート・時短勤務を選ぶ層も25.0%。柔軟な勤務形態に対応できる動物病院は増えつつありますが、入職前に産休・育休の取得実績やシフトの融通度を確認しておくと安心です。
鉄則7|「合わなかったら転職していい」、自分を大切に
最後に印象的だったのは、「無理をし続けないでほしい」「合わなかったら辞めてもいい」という、自分自身を守ることの大切さを伝えるメッセージです。一方で「まずは3年頑張ろう」という声もありました。どちらにも共通するのは「自分を大切にしてほしい」という想いです。
忍耐は必要だが職場環境が合わないと思ったら転職するべき。(勤務8年)
無理せずに自分を大切にしてください。(勤務4年)
入ってみないと結局わからないので、転職恐れずまず入社しよう!(勤務3年)
初めは誰でも辞めたいと思うかもしれませんが、まずは3ヶ月、次は1年、3年……頑張ろうと思うと頑張れます。応援しています。(勤務12年)
動物病院は楽しいです。楽しんでください。3年は働いてね。(勤務21年)
💡 動物看護師の転職リアル
調査では回答者の50.5%が転職経験者。動物看護師の転職は決して珍しいことではありません。「入ってみないと分からないことが多い」のは先輩たちも同じで、合わなかったら次を探すという選択は自然なことです。大切なのは、情報を集めて自分に合う場所を見つけようとすること、そして自分の心と体を第一に考えることです。
まとめ|27卒動物看護学生が今日からできる就活アクション
先輩192名の声から見えてきた、後悔しない動物病院選びの7つの鉄則を改めて振り返りましょう。
- とにかくたくさんの動物病院に実習に行く
- 人間関係を最優先に見極める
- 通いやすさを妥協しない
- 条件面は書面で確認する
- 自分の軸を言語化する
- ライフプランを見据えて選ぶ
- 合わなかったら転職してもいい
この7つを意識するだけで、就活の精度は大きく変わります。まずは自宅から通える範囲で気になる病院を3〜5院ピックアップし、実習の予定を立てるところから始めてみましょう。
就職・転職のご相談はパンダキャリアへ
獣医師・動物看護師に特化したキャリアアドバイザーが、あなたの希望を丁寧にヒアリングし、最適な動物病院をご紹介します。「まだ就職先を決めていない」「どの病院から見学に行けばいいか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
出典
パンダキャリア「動物看護師就業実態調査(2025年度)」 ※本コラムは上記調査の自由記述回答をもとに構成しています。
監修
西山奈都美
獣医師
パンダキャリアキャリアアドバイザー
CT完備の1.5次病院で4年間獣医師として奮闘。現在は獣医師・動物看護師の就職支援に携わっています。 現場の苦労や喜びを知っているからこそ、悩みに寄り添えます。次の一歩を一緒に考えましょう!