【獣医学生必見】vetOSCE(オスキー)直前ガイド|実践編

vetOSCE(オスキー)は、これまでのペーパー試験とは違い、実技と態度もバッチリ採点されます。 「ペーパー試験は何とか乗り切ったし、大丈夫だろう」と油断していると、本番で緊張して実力が出せないなんてことも。
特に、医療面接や無菌操作では、思わぬミスが起きやすく、 服装や態度のミスでまさかの追試……なんて話も珍しくありません。
この記事では、実際に試験を受けた先輩たちの体験談をもとに、本番で焦らず合格するためのコツを紹介します。 これを読めば、緊張せず、余裕を持って合格を勝ち取れるはずです!

試験の流れをざっくり確認しよう
医療面接は「正しい診断」より「自然な会話」がカギ!
医療面接では、飼い主役の方とぬいぐるみ(患者役)を相手に、あいさつから状態確認、お預かりまでを行います。
主訴は、嘔吐や下痢などよくある症状が中心。
ここで大事なのは、正確な診断を出すことではなく、自然な会話を続けること!
実際、私の友人は飼い主さんが診察室を完全に出る前に
「緊張したー!上手くできなかったー!」と叫んでしまい、試験中に減点対象となっていました。
(扉が閉まるまで試験は続いています!要注意!)
それでもしっかり合格し、今は立派な臨床獣医師として活躍しています。今となっては笑い話ですね。
ちなみに、飼い主役を務めてくださるのは、アニコム損害保険株式会社や盛岡ペットワールド専門学校の研修を受けた方たち。 当日は、リスペクトと感謝の気持ちを忘れずに臨みましょう!

ガウン着用・縫合は焦らず「いつも通り」でOK
外科技術(無菌ガウン装着・皮膚縫合)は時間制限あり。 どうしても焦りがちですが、練習通りの流れを落ち着いてやれば大丈夫です。
とにかく、 「焦らず深呼吸」→「いつも通り」 これだけで、本番の動きが驚くほど安定しますよ!
身体検査:リンパ節の位置と名前は完璧に!
身体検査では、リンパ節の位置と名前を確実に言えるかが重要ポイント。 試験官の前でぬいぐるみに向かって声に出すのはちょっと恥ずかしいですが、そこはグッと頑張りましょう。
あらかじめ、 「どこから触り始めて、どこで終わるか」 自分なりの順番を決めておくと、本番でもスムーズに進められます。

態度・服装チェックは甘く見ないで!
毎年白衣を忘れる人がいます。 試験当日に購買で白衣を買う羽目になると、テンションもだだ下がりです…。
他にも、
- 白衣のボタン閉め忘れ
- 靴が規定外(クロックス禁止とか)
こういう細かいところで減点されるのは本当にもったいない!
前日に荷物を全部そろえて、友達同士でダブルチェックするのがおすすめです。
【役に立つ裏技】皮膚縫合かガウン着用か、並んでいるときにわかるかも?
試験の直前、並んでいるときに試験内容が分かることがあります。 そのヒントは……音!
- 金属音が聞こえたら→皮膚縫合の可能性大
- 布が擦れる音が聞こえたら→ガウン装着の可能性大
試験前にちょっと耳を澄ませてみてくださいね!☆

医療面接に強くなるには?|練習のコツと心構え
友達とロールプレイ練習をやりまくろう!
私が受験した時は、研究室の同期や友達同士でロープレ練習をとにかくたくさんやりました。 「診察室に呼び入れ → あいさつ → オープンクエスチョン →触診→ クローズドクエスチョン → クロージング」 この流れを体に叩き込む感じです。
最初はぎこちなくても、回数を重ねると自然に口から出てきます!
【医療面接の流れ:会話例】
① 診察室に呼び入れ
🧑🎓学生
「〇〇さん(飼い主名)、〇〇ちゃん(ペット名)、どうぞお入りください。」
(※ペットの名前を呼ぶと、飼い主さんは嬉しいものです)
② あいさつ・自己紹介
🧑🎓学生
「こんにちは。担当いたします、△△と申します。本日はよろしくお願いいたします。」
(軽く会釈して、)
「お荷物はこちらのカゴに入れてください。」
(飼い主さんが荷物をずっと持ってるのはNG!)
③ オープンクエスチョン(自由に話してもらう)
🧑🎓 学生
「本日はどうされましたか?」
👩飼い主
「今朝から何度も吐いてしまって……。」
🧑🎓 学生
「そうなんですね。突然でびっくりされたでしょう。」
(※共感を挟むと飼い主さんは安心します)
④ 触診(動物に優しく触る)
🧑🎓 学生
「少しお体触りますね。」
(突然触らず、優しく声をかけながら、可視粘膜やリンパ節、腹部を確認。)
⑤ クローズドクエスチョン(具体的に聞く)
🧑🎓学生
「吐いたものに血が混じっていましたか?」
「吐いた回数は何回くらいですか?」
「食後ですか?空腹時ですか?」
(※このとき動物から手を離さないよう注意!飼い主さんの目を見ることも意識しましょう。)
⑥ クロージング(まとめとお預かり)
🧑🎓学生
「ありがとうございます。まとめると、〇〇ちゃんは今朝から透明な液体を4回ほど吐いていて、食後と空腹時の両方で症状が出ている、ということですね?」
👩飼い主
「はい、そうです。」
🧑🎓 学生
「分かりました。詳しくありがとうございます。では、隠れた病気がないか確認するために、血液検査を行わせていただきますね。少しの間、〇〇ちゃんをお預かりします。」
👩 飼い主
「よろしくお願いします。」
(飼い主が完全に退室して終了。お預かりの理由は血液検査やレントゲン検査など好きなもので大丈夫です!)

当日のポイントまとめ
1. 友達とダブルチェック!
服装・持ち物の最終確認を友達同士でやりましょう。
小さなミスで減点されるのは本当に悔しいです!
2. ミスしても「落ち着いてやり直す」
本番でミスをゼロにするのは無理です。 その場で間違いに気づいてやり直せば、大きな減点にはなりません。 焦ったら一呼吸して、仕切り直し!
3. とにかく「流れを止めない」
多少詰まっても大丈夫。 大事なのは、患者役(標準クライアント)との会話を止めないこと。 完璧より、自然な流れを大切に!
vetOSCEの後はいよいよ病院実習!
この試験を超えたら、いよいよ動物病院実習がスタートします。
実習が始まると、 「自分はどんな獣医師になりたいんだろう?」「就職活動ってどうやればいいんだろう?」
そんな悩みが出てくるかもしれません。私もそうでした。
そんなときは、パンダキャリアにぜひ相談してみてください。 獣医師として臨床経験のあるキャリアアドバイザーが、みなさんの未来に寄り添ってサポートしますよ!
監修

獣医師
パンダキャリア事業責任者 キャリアアドバイザー
埼玉県内の1.5次動物病院で4年間現場に携わった後、現在は「パンダキャリア」の事業責任者として獣医療業界の転職支援を行っています。 この世界に飛び込んで感じたのは、「もっと早く出会いたかった」と思える素晴らしい病院がこんなにもあるという驚きでした。臨床の現場を離れることなく、働きやすくやりがいのある環境で、一匹でも多くの動物を救ってほしい——それが今、私が一番伝えたい思いです。 ライフステージが変わっても自分らしく輝ける職場を、一緒に探していきましょう。