【27卒獣医学生必見】先輩155名が本音で語る「就活で後悔しない動物病院の選び方」

~現役獣医師へのリアルアンケートから判明~
27年に就職を控える獣医学生のみなさん、動物病院選びに不安を感じていませんか。「どの病院が自分に合うのか分からない」「実習はどれくらい行けばいい?」「給与と成長環境、どちらを優先すべき?」——そんな悩みに、現役で働く先輩獣医師155名がリアルな本音で答えてくれました。
パンダキャリアでは2025年、現役獣医師を対象に就業実態調査を実施。「これから就職活動を行う後輩・転職を始める方に一番伝えたいアドバイスは?」という問いに、110件を超える自由記述が集まりました。本コラムでは、その生の声を7つのテーマに整理してお届けします。
鉄則1|とにかく「たくさんの動物病院を見る」ことが最大の近道
最も多く寄せられたアドバイスは、「実習・見学にできるだけ多く行くべき」というもの。1つの動物病院だけで決めてしまうと比較対象がなく、自分にとって何が大切かも分からないまま入職することになります。複数の動物病院を見て初めて、自分の「譲れないポイント」が見えてくるのです。
実習は行けば行くほど自分の譲れないポイントが明白になると思います。(新卒獣医師)
初めは動物病院選びの基準が自分でもわからないことがあると思いますが、いくつか実習に行けば違いなどが見えてくるはず。少しでも興味を持ったら、とりあえず軽い気持ちでも実習に行ってみたらいいと思います。(新卒獣医師)
1個目の見学先になんとなくで決めるのではなく、自分に合った職場をしっかりと探してほしい。(既卒獣医師)
鉄則2|「人間関係」こそが定着を左右する最大の要因
2番目に多かったのは「人間関係で職場を選ぶべき」という声です。新卒・既卒ともに就職の決め手1位は「動物病院の雰囲気・人間関係」。新卒調査では、満足層と不満足層の最大の差がこの項目(+30.9%)でした。
本当に人間関係。お金はあとででいい。本当に人間関係大事。(既卒獣医師)
人間関係さえ良ければ結局どうとでもなると思います。(新卒獣医師)
合わないと思ったら、違和感を感じたら、心身を病む前に早めの行動を。(既卒獣医師)
どれだけ設備が整っていても、どれだけ給与が高くても、人間関係が合わなければ長く働き続けることは難しい——これが先輩たちの一致した意見です。

鉄則3|実習は「3日以上」「院長がいない日も含めて」行く
実習の量だけでなく、「何を見るか」という質についての具体的アドバイスも豊富でした。
職場の雰囲気をみるのは大事。例えば院長がいない日を選ぶ、3日間以上実習に行く、などすると本当の雰囲気がみえたりする。(新卒獣医師)
就職したいところには院長いる日いない日含め、3日以上は行った方がいい。(既卒獣医師)
院長だけでなく現場の獣医師、看護師からたくさん話を聞いてください。(新卒獣医師)
💡 実習で見るべきチェックポイント
- ✅ 院長がいる日といない日で院内の雰囲気に差がないか
- ✅ スタッフ同士の声のかけ方、表情はどうか
- ✅ 新人獣医師がどのように指導を受けているか
- ✅ 忙しい時間帯にスタッフの態度が変わらないか
- ✅ 質問しやすい空気があるかどうか
鉄則4|キャリア初期は「成長できる環境」を最優先にする
キャリア初期に何を重視すべきか。「まずは成長環境を優先し、給与はその次」という声が多く、新卒調査でも決め手2位は「経験を多く積める」(31.1%)でした。
最初のうちは給料とか休日とか気にせずに、自分が成長できる環境を見つけた方がいいと思います。(新卒獣医師)
最初は経験、のちに給与。(既卒獣医師)
設備のある動物病院は他院に症例を送らない分、治療経過を追いやすいので、様々な症例を最後まで学ぶことができる。(既卒獣医師)
近くに勉強できる場所(大学病院、セミナー開催地、二次病院)があるのとないのとでは、経験を積む上で働き方が変わってくる。(既卒獣医師)
⚠️ ただし、待遇を無視すべきではありません
「給与は同時に自分にどれだけの価値を見いだしてくれるかでもある」(新卒獣医師)という声もあります。実習の際に雇用条件を詳細に確認することは、自分を守るための大切なステップです。
鉄則5|「聞きたいことは遠慮なく聞く」勇気を持つ
多くの先輩が「聞きにくいことこそ事前に確認すべき」と強調しています。雇用条件、給与、休日の具体的な数字を確認せずに入職して後悔するケースは、決して少なくありません。
後悔しないためにも給与条件など自分が聞きたいことは躊躇わずに聞くべき!(新卒獣医師)
動物病院の嫌なところについて質問すること。(新卒獣医師)
「失礼かな」「印象が悪くなるかな」と遠慮して聞かなかった結果、入職後にギャップに苦しむ——これこそ最も避けたい事態です。

鉄則6|「自分の軸」を明確にしてから動く
迷わないためには、「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を事前に言語化しておくことが重要です。
就職する上で自分の中で絶対に譲れない部分を持っておくのはかなり大事。妥協できる点とできない点を明確にしておく。(新卒獣医師)
勤務地を絞る→大体の規模感で絞る→HPを見てみる→実際に動物病院の雰囲気を見に行く、の順番に決めていくのが良い。(新卒獣医師)
自分が働く上で重視したいポイントをよく考えて、そこのバランスを崩すことなく働くことができる職場が1番いい。(既卒獣医師)
軸が定まっていれば、複数の選択肢を前にしても迷いません。逆に軸がないまま動くと、情報に振り回されて疲弊してしまいます。
鉄則7|「考えすぎなくて大丈夫」、獣医師免許は強い味方
最後に、多くの先輩が口を揃えたのは「考えすぎなくて大丈夫」「転職はいくらでもできる」という励ましの言葉でした。完璧な職場を最初から見つけようとするのではなく、まず一歩を踏み出すことの大切さが伝わってきます。
免許さえあれば今の職場が合わなくても他の動物病院があるので、そこまで深く考えずにサクッと決めた方がいいです。(新卒獣医師)
多くの獣医師は転職を経験してるから、あまり悩みすぎない方が良いと思います。(新卒獣医師)
そこで一生働くとは限らないから考えすぎないこと。(新卒獣医師)
思っていたのと違うのは当たり前な気がしますが、意外と半年も経つと慣れてきます。とりあえず留まることも一つの手。(既卒獣医師)
💡 データが示す獣医師の転職リアル
既卒獣医師調査では約65%が5年以内の転職を視野に入れており、新卒調査でも47.8%が「3〜5年で次のステップへ」と回答しています。転職はこの業界では珍しいことではなく、キャリアを重ねるための自然なステップなのです。
まとめ|26卒獣医学生が今日からできる就活アクション
先輩155名の声から見えてきた、後悔しない動物病院選びの7つの鉄則を改めて振り返りましょう。
- たくさんの病院を見て比較する
- 人間関係を最優先に判断する
- 実習は3日以上、院長不在日も含めて行く
- キャリア初期は成長環境を重視する
- 聞きたいことは遠慮なく質問する
- 自分の譲れない軸を言語化する
- 完璧を求めず、まず一歩踏み出す
この7つを意識するだけで、就活の精度は大きく変わります。まずは気になる動物病院を3〜5院ピックアップし、実習の予定を立てるところから始めてみましょう。
就職・転職のご相談はパンダキャリアへ
獣医師・動物看護師に特化したキャリアアドバイザーが、あなたの希望を丁寧にヒアリングし、最適な動物病院をご紹介します。「まだ就職先を決めていない」「どの病院から見学に行けばいいか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
出典
パンダキャリア「獣医師初年度就業実態調査(2025年度)」「獣医師就業実態調査(2025年度)」 ※本コラムは上記調査の自由記述回答をもとに構成しています。
監修
西山奈都美
獣医師
パンダキャリアキャリアアドバイザー
CT完備の1.5次病院で4年間獣医師として奮闘。現在は獣医師・動物看護師の就職支援に携わっています。 現場の苦労や喜びを知っているからこそ、悩みに寄り添えます。次の一歩を一緒に考えましょう!