愛玩動物看護師の国家試験、どう勉強するのが正解?

はじめに
愛玩動物看護師国家試験は、年に一度、2月に実施される国家試験です。これから受験を控える方にとって、「何から始めればいいのか分からない」「どのくらい時間がかかるのか不安」といった悩みはつきものではないでしょうか。
今回は、試験に向けた具体的な学習法を「半年かけてじっくり進める方法」と「短期間で一気に進める方法」に分けてご紹介します。自分に合ったスタイルを見つけて、ぜひ合格を勝ち取りましょう。

まずは「過去問」からスタートしよう
「直前に解くもの」ではありません
「過去問は仕上げに解くもの」と思われがちですが、愛玩動物看護師国家試験では違います。なぜなら、過去問がまだ3回分しか存在しないためです(2025年現在)。問題の傾向を早い段階で掴んでおくことが、効率よく学習を進める鍵となります。
傾向を知ることが“地図を持つ”こと
過去問を先に解くことで、どの分野がよく出るのか、どういった問われ方をするのかが見えてきます。これは、闇雲に勉強するよりも、はるかに効率的。地図を持たずに山に登るようなことは避けましょう。
まずは全問に目を通してみよう
間違っても構いません。今の自分の立ち位置を知ることが目的です。答え合わせをしたら、解けなかった問題にはチェックを入れておきましょう。今後の学習で、重点的に取り組むべきポイントが浮き彫りになります。

半年かけてじっくり学ぶスタイル
スケジュールは8月からスタート
本試験が2月にあるため、8月から始めるのが理想です。まずは2ヶ月間で参考書を1周。その後、10月に2周目、11月に3周目を行います。12月と1月は弱点の補強に集中。ここまでできれば、かなりの安心感が得られます。
周回のコツは「間違えた問題」に注目すること
1周目は正解にこだわらず、ひたすら進めるのがポイントです。間違えた問題にはチェックを入れておき、2周目以降はその問題だけを集中的に復習します。これにより、効率よく苦手を潰していけます。
毎日コツコツが力になる
毎日10問と決める必要はありません。1日1問でもOK。参考書を開いて問題に触れる、その“行動の継続”こそが重要です。時間がない日も、1問だけ解いて閉じる。それだけでも大丈夫です。継続が自信を育ててくれます。

短期集中型の勉強法もあるけれど…
条件がそろえば可能な方法
12月から始める短期集中法もあります。ただし、これは臨床経験が豊富で、基礎的な知識がすでに身についている方が対象です。また、1日3時間以上の学習時間を確実に確保できることが前提になります。
集中すべきは「現場で使わない分野」
臨床経験がある人は、臨床寄りの科目(外科学・病理学など)はすでに感覚的に理解できているはず。短期集中では、法律や公衆衛生など、現場ではあまり使われない分野を中心に対策するのがポイントです。
問題演習+解説読み込みで知識を補強
12月に参考書を1周、1月にチェックを入れた問題を集中的に解き直しながら、教科書や解説を読んで理解を深めます。本試験直前まで問題演習を続けて、知識を定着させていきましょう。
継続が一番の味方です
どの学習スタイルにも共通して言えることは、「毎日少しでも取り組むこと」が大切だということです。最初は気乗りしなくても、続けていくうちにペースがつかめてきます。朝の通勤前に1問、お昼休みに1問、寝る前に1問。そんなやり方で構いません。
愛玩動物看護師としての一歩を踏み出すために、今日からでも少しずつ勉強を始めてみましょう。未来の自分がきっと「やってよかった」と思えるはずです。
皆さんの合格を、心から応援しています。
監修

山下偉大
獣医師
パンダキャリア代表
獣医師としてCT完備1.5次病院で診療後、グループ病院の採用担当を歴任。臨床×人事の視点で「パンダキャリア」を創業し、あなたにとってベストな選択肢を一緒に考え、伴走します!